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建築?設備業の経験を活かした転職

れる!詠唱が読まれているのか!?」

「違うな、風の術師。どの程度の魔力で術が組まれているのかがわかれば、やってくる攻撃も大体読める。狙う箇所や発動場所はお前の目が教えてくれる」

それを、膨大な経験則による高度な予測とも言う。言った風に実行できる者はそう多くは無いだろう。

「いい加減、前に進ませてもらうわ!」

「っ!やる!」カルバンクライン

響の鋭さを増す斬舞にイオもやや押され出す。だが、決して魔将のいる領域に響が上った訳ではない。彼が当初予想し設定した響の実力の枠を彼女が超え始めただけ。

歴戦の将軍の予測を超えるのは並大抵の事ではないが、精々少し驚いた程度のことに過ぎない。

確かな手応えが響の手に伝わる。剣が骨にまで届いた感触。イオの腕の一つ、中程まで響の剣が斬り込んでいた。

「おお、見事。だが次の関門はどう越える心算かな、勇者」

「っ、抜けない!?」

「筋肉を締め付ければ刃は抜けん。そしてお前の動きは止まる!」

「!!」

響は理解する。この後の展開を。

咄嗟に剣を放す。響の直感に従った行動だ。

鈍い音。この戦闘で彼女が初めて受ける一撃。しかも、これまでの異世界生活を通じて初めて受ける女神の加護が一切無い状態で受ける一撃。

蹴られた小石の様に飛ばされる響。ただちにチヤが駆け寄る。

「が、はっ! う、ごほっ、うう……」

(痛い痛い痛い痛い!)

響の思考が一色に染まる。これが、女神の力を失った影響か。一旦、響はそう考えた。

(痛い痛い痛い!でも!女神の加護がどうとかはあんまり関係ない!折れるな!だって私はそんなに変わらない動きで立ち回れた。問題はあいつだ、イオ。ただ強過ぎるだけ!)

痛覚に支配されそうになる心を、理性的に思考することで少しでも繋ぎ止めようとする。考える。とにかく考える。それで正気に戻ろうと響はもがきながら考え続ける。

(骨も折れてる。殴られたのはお腹か。女の腹を殴るなんて紳士の風上にも置けないわ、お仕置きが必要ね。あーあ、口の中血の味で一杯。喉から来てる感じだなぁ。ここ魔法あってラッキー。普通なら今夜はご飯食べれないけど回復魔法でいきなりお肉だってイケる、私ツイてる)

取り留めの無い思考で痛みから意識を逸らす。即座に展開した自己回復の魔法が徐々に効果を上げてきたのか痛みが和らいでいく。チヤの回復魔法が上掛けされて相乗的に回復速度を上げる。

まだ覚束無いながら、響は短時間で立ち上がった。楽天 メンズ

「あの瞬間に剣を離し、不完全ながら障壁まで張ったか。木っ端微塵にする心算で打ったのだがな。実に見事。天才的なセンスだ」

「子供産めなくなったら、どうしてくれるのよ。それとね、木っ端微塵とかグロいの。冗談じゃないわ!」

「元気な娘だ。剣を返そう、君には意味の無いことかもしれないが少しは良い剣を探してはどうかな」

投げられた剣を受け取る響。当然のように、その剣が斬った腕にはもう傷一つ無い。

「……明日になったらご忠告に従うことにするわ」

相変わらず緊迫感の無い落ち着いた言葉に、何とか減らず口を返してみせる。

「明日君達の命があって、帰るべき場所がある。前提が二つとも無理だな」

『!?』

魔将の何気ない言葉。しかし帰るべき場所を指摘されて響らは一様に目を見開く。

「おお。やはり驚くか。今頃、別働隊がリミア王都に進軍を開始している頃だ」

「ふざけるな!王都がそんな部隊一つで落ちる訳が無い!」

ベルダが真っ先に反論する。魔族に抗する双璧の一つ、リミア王国がそう簡単に陥落するはずが無い。故郷に戦火が迫っているこ
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