wuzuceshi111 (wuzuceshi111) wrote,

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を探ろうと目を合わせてくる。

「既にそちらに付いているヒューマンだって何人かいるでしょう。 そう驚いた事でも無いかと。僕は彼らより中立なだけですけど?」

 何人か、なんて嘘だ。ソフィアしか知らない。

「……本当に、参るわね。まさか私達より情報を握っている勢力があるなんて思ってもみなかった。ヒューマンにも作戦とか戦術とか戦略を考える者がいたのね。情報の価値に気付くのすら後五十年は先だと思っていたわ」tommy リュック

 五十年って、ロナさん、ヒューマンはお猿さんじゃないんだから。戦争完全に終わってる頃なんじゃないのか?

 図書館で本を読むたび、僕も彼女と似たような気持ちになった事はあったりするから強くフォローできないな。

「ヒューマンもそれぞれですよ。で、手広く商売をしていくに当たって、僕達の店舗第一号があるこの都市に潜入している貴女の目的が気になっているんです。是非知りたいですね」

「ライドウ、そんな恐ろしい顔しないでよ。正直、情報面でこちらが大分不利な時点で、私にはもう逆らう気なんて無いわよ」

 すっかり戦闘モードを解除して学生服コスプレのお姉さんが机に両肘を突く。

「と言って殊勝な顔をしては、魅了だの色仕掛けだの、果てには薬や危険な魔法を仕込むのさえ厭わない女狐ですので。ライドウ様、油断なされぬように。む、美味美味。半煮えなど邪道と馬鹿にするものでもないな。新発見だ」

「……ほんっと。やり難い。なに? クズノハ商会には私の履歴でもまとめてあるわけ?」

「ご想像にお任せします。それで? まあ信じてもらえる根拠は無いですが僕は貴女の敵では無いかもしれませんけど」

「……さっき、中立って言ったわよね? まさかとは思うけど、貴方この先起こる戦争でヒューマンからも魔族からも利益を得る為に両軍に死を振りまく商人にでもなるつもり?」

 ロナさんの目が一層鋭さを増す。一度は消えた殺意が再び内に潜むのが容易にわかる。なるほど、魔将、か。この女性は間違いなく魔王を王とする魔族の軍の将軍なんだな。立ち振る舞いはどうあれ、自らの所属する勢力に忠実なのは個人的には好きだ。彼女を従える魔族の王に興味も湧く。

「僕達は戦争に武器を提供する予定はありませんよ」

 今のところね。まあ、予定だけじゃなく気持ちも本当に無い。

「そう」tommy hilfiger リュック

 小さく首を縦に振ると、ロナは両肘を机に置いたまま顔の前で手を絡ませて組み、俯いてその影に顔を隠した。

 会話が止む。識が鍋をつつく音と食べる音だけが部屋を支配する。

 僕達との関係を前向きに考えてくれているのだろうか。いいとこ利用できる存在止まりかもしれない。それでもソフィアより話が出来る女性みたいに思う。

 良い具合にこっちの能力を勘違いしてくれている今が話をする好機なんだ。はっきり言って本職の諜報担当を相手にまともな交渉できる話術も能力も僕は自信が無い。危なくなれば識にタッチする気でいる。

 彼女の結論を待つしかない、な。

「……ふぅ。つまりライドウは魔族にも物を売りたいのよね? 私をその足がかりに出来れば嬉しい。でも私がここで何か企んでると折角順調な商売に影を落とすかもしれない。だから私の目的を探りたい」

 その通り。まあ魔族に物を売る足がかりがどうこうは急ぎでは無い。今回でなくても良いと思っている。大事なのは後半。僕らの邪魔はされたくない。

「ええ、そうです」

「やっぱりか。戦争の行く末や国の害じゃなく、貴方達の商売の邪魔を、なのね」

 う。ロナさん、後半は確かそう言ったか? 彼女の表情が硬くなる。
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